Monthly Archives: 10月 2016

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加圧?減圧?脱泡装置の違い

前回まで、樹脂埋めについて説明しましたが、今回は樹脂を埋めた後の脱泡について紹介します。
エポキシ樹脂(常温硬化性)を攪拌後、トレイに入れて基板を樹脂埋めしたとします。
しかし、恐らくですが、一昼夜放置しても樹脂の粘性が高く、泡がぜんぜん抜けません。
そういう場合、脱泡装置を用いると泡がかなり抜けるのでお勧めです。
また、その際に用いる装置として、真空引きが一般的です。
気泡を抜くのだから、掃除機のように吸引して泡を抜くのはイメージしやすいですね。
なのですが。実は・・・・加圧しても泡がぬけます!
「え???加圧で脱泡できるのですか?(余計に空気を閉じ込めそうですが・・・)?」

「あのね中嶌さん。加圧では、空気を閉じ込めてるだけで、気泡は抜けませんよ?」

・・・そんな声がきこえます。
しかし!実際に加圧タイプの装置を使っているので、
これは間違いだと経験から指摘できるのですが、
今回は、その理屈を高校で習った化学の知識を交えて説明します。
まずは真空引き(減圧法)でなぜ気泡が抜けるかというと、

【真空引き】
・減圧⇒空気の体積大⇒浮力がアップ⇒ガスが抜ける

という流れです。
では加圧してなぜ気泡が抜けるか?について説明します。

ヘンリーの法則によると、圧力を2倍にすると溶解度も2倍になるという法則があります。
つまり、加圧法では

【加圧法】
加圧⇒空気の体積小⇒溶解度がアップ⇒気泡が樹脂に溶ける
という流れです。
参考までですが、真空引きが一般的な理由はおそらく、
加圧であると溶解度はある値になると飽和します。
そのため、真空引きのほうがより気泡を少なくできるのだと思います。

 


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鉛フリーのざらつきについて(2)

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今回はフラックスが劣化し、フラックス本来の効果が得られなかった場合、はんだはどのような表面状態になるか実験しました。

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いつかどこかで

こんばんは。11人目の隠しキャラです。
早速ですが、社内で発生した不具合の相談を受けた際、
「前もそんな事あったよなぁ。」と感じた事は無いですか?
不具合には物理現象や化学現象に基づいたメカニズムが存在している以上、
世界初の不具合を自社が引当てると言うのはかなりレアケースだと私は思います。

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若手社員の電子部品の樹脂埋め・研磨のしくじり#3

品質解析の新米 中嶌です。
今回の樹脂埋め初心者の私の失敗は

「2液混合型の樹脂をほとんど攪拌せずに入れた」

ことです。

あたりまえなのですが、2液混合型ですので、樹脂が攪拌できていないと固まってくれません。

私のように、2液混合型の樹脂を攪拌せずに入れちゃうと

片栗粉のだまみたいな感じになります笑

というか一回目にいたっては攪拌すること自体知らなくて、まったく固まらなかったです(笑)

常温硬化方の樹脂(前回参照)は結構高いのですが

基板一枚埋める樹脂を無駄にしたのでもったいなかったです(笑)
ちなみに攪拌回数ごとに樹脂梅の結果を計ってみたりするとおもしろいですよ

私が使用している樹脂の例としては、以下のような感じです。
攪拌0回 片栗粉のようにだまになって、全く硬化しない

攪拌10回以下 樹脂がうまく硬化せずぶよぶよ。(べちゃべちゃで粘着質です。バンドソーでカットした際掃除が大変。先輩に注意を受けました)

攪拌 数十回 樹脂がしっかり固まる。
もちろんどこの樹脂を使用するかで攪拌回数は変わると思いますが
少なくとも常温硬化方の樹脂は一分間に数十回程攪拌するとよいようなイメージです

攪拌回数ごとに限度見本などを作って後輩に見せてあげると一目瞭然ですので、おすすめです

「この回数だけ攪拌したら、樹脂がかたまってないよね?
この回数だけ攪拌したら、樹脂が良く固まっていいよね?
だから君が樹脂埋めするときはこうしたほうがいいよ」

と後輩にアドバイスしています。

私はゲームの説明書を読まずにゲームを始めるタイプですが、電子材料においては
説明書は最初に読まなきゃ!!と痛感したしだいです。


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5S活動についての記事をシェア★5Sで大事な事

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私は、技術コンサルティング以外の話は、別のブログを持っていて

そちらでは、思考法やコーチング、自己啓発的な事を書いてます。

 

そちらの記事で書いた内容を、こちらでも役に立つとのリクエストを頂いたので

シェアさせて頂きます。

 

間違いだらけの5S活動①★5S活動を根付かせる5つの方法

 

あわせて応援をよろしくお願いいたします。(^_^)v

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鉛フリーのざらつきについて

鉛フリー(Sn-Ag-Cu系)のはんだの表面は。共晶はんだとは異なり一般的にざらついていると言われます。

多くの人がそのように理解していることと思います。

はんだ表面のざらつきと言っても、2種類あり、1つめは白い斑点のようなものと、表面が凸凹したものがあります。

 

今回は前者のざらつきについて、書きたいと思います。

 

では、なぜはんだの表面が白い斑点のようにざらつくのでしょうか。

鉛フリーはんだは、3つの合金で、液体の状態からゆっくり冷え固まる際に、固液共存領域で、針上のSnの結晶やAgを含む結晶が表面に出てくることでざらつきがでると言われています。

 

一般的な鉛フリーはんだの融点は、217℃~220℃(もしくは219℃)と表示されています。

この3℃の領域が固液共存領域です。現実には過冷現象がおこっていますので、固液共存領域はもっと広い温度範囲であると思われます。

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電子書籍出版!

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10日ほど経ちますが、電子書籍を出版しています。

売れ行きは・・・

ま、ぽつぽつと売れているようです。大変ありがとうございます (^_^)

 

一つ注意点を。

もともとA4用に書かれた原稿ですので、スマホで読むにはちょっと字が小さいです。

老眼の私にはちょっとキツいですw

 

今後も継続して出していきますので、よろしくお願いいたします。

本の中のURLをタップすると、YouTube動画とかに飛んで、見る事が出来ます。

さすが電子書籍!

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若手社員の電子部品の樹脂埋め・研磨のしくじり#2

みなさんこんばんは!

品質解析業務の新米の中嶌です。

今回の私のしくじりは

電子部品の樹脂埋め時に樹脂の発熱温度を考慮せず樹脂埋めしたこと」です。

私は以前まで、一般的な金属でもよく使われる研磨用の樹脂をつかっていました。

これの良い点はなんといっても

・早くかたまってくれる(速硬性がある)
です!

ものの数分で硬化してくれます。

時は金なりと申しますが、これは業務においてとても魅力的です。

しかし・・・・

残念なことにこの速硬性タイプの樹脂にはデメリットがあります。

このタイプの樹脂は固まる際の発熱が100℃超えるものが多いです。(涙)
つまり、今回私が失敗したことは・・・

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コンサルタントになる・・・?

「コンサルタントになる為に最も必要なモノって何でしょうか?」

 

殆どの方が、「コンサルタントになるからには、まずは知識が必要です!」とお答えになります。

はたしてそうでしょうか??

確かに技術のコンサルタントとして活躍していくためには、その業務に従事している人よりも

深い知識が必要になってきます。

ですが、私は必ずしも知識が最も“必要なモノ”とは考えていません。

 

 

私の考える『コンサルタントにとって最も必要なモノ(能力)』とは

本質を見極める 事(能力)であると考えています。

 

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私たちは日々の業務で、あらゆるミッションがあり、直近の業務に忙殺されるあまり

本質を見失いがちになります。

最初は目的に向かって努力をしていくのですが、それが継続していくと目的と手段が入れ替わってしまい

最終的には「何のためにやってたっけ?」とか「うまくいかない・・・」いう状況になってしまいます。

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