「コンサルタントになる為に最も必要なモノって何でしょうか?」
殆どの方が、「コンサルタントになるからには、まずは知識が必要です!」とお答えになります。
はたしてそうでしょうか??
確かに技術のコンサルタントとして活躍していくためには、その業務に従事している人よりも
深い知識が必要になってきます。
ですが、私は必ずしも知識が最も“必要なモノ”とは考えていません。
私の考える『コンサルタントにとって最も必要なモノ(能力)』とは
本質を見極める 事(能力)であると考えています。
私たちは日々の業務で、あらゆるミッションがあり、直近の業務に忙殺されるあまり
本質を見失いがちになります。
最初は目的に向かって努力をしていくのですが、それが継続していくと目的と手段が入れ替わってしまい
最終的には「何のためにやってたっけ?」とか「うまくいかない・・・」いう状況になってしまいます。
製造条件の確からしさを判定・管理する為に、その製品にかかっている温度と時間を計測するという事を行います。
「温度プロファイル測定」ですね。
その温度プロファイル(温度の軌跡)から、ヒーターの温度を調整し、最も良い製造条件に調整するのですが
実は、この温度を計測する温度センサーの取り付け方が適正でないと、測定誤差が最大で約20℃も出てしまうのです。
ですが多くの企業で、取得した温度プロファイルの良し悪しには多くの時間を割いて協議するのに
“そもそも温度センサーの取り付けが正しいか?”については、殆どの企業で議論されません。
というか、正しい温度センサーの取り付け方を教育されていない事が殆どです。
ですので、私は温度プロファイルが適正かどうか?を指導する前に、温度センサーの取り付け方が適正かどうかをご指導させて頂いています。
実はコンサルティングというのは、指導先の企業のレベルが、ある一定のレベル以上にならないと
専門とする知識が必要になる事が少ない!というのが現状です。
それよりも『そもそも論』と言いますか、本質的な事をご支援する、という事の方が多いのです。
具体的に本質の見極め方は、また別の機会に詳しく説明していきたいと思います。
もしもあなたがコンサルタントに限らず、独立したい!成功したい!と考えていらっしゃるなら
この本質を見極める、という事を意識してみてください。
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