必要なのだとしたら、どの程度の英語力が必要なのでしょうか?
現職のエンジニアや、これからエンジニアを目指そうとしている方。
一度は英語が必要かどうか、疑問に思ったこともあるでしょう。
私の結論は、
技術職・エンジニアには、英語は絶対に必要です。
この理由については、後ほど詳しく説明していきます。
■技術職に英語が必要か?
でも実際に世の中では、この疑問についてどう考えているのか?
気になったので、調べてみたんですよ。
「
技術職、スペース、英語」や、「エンジニア、スペース、英語」で検索してみました。
上位30の検索結果にはなりますが、結果をみて私はびっくりしました。
まずは、技術職と英語で検索した結果です。
技術職で検索したところ、約50%が技術職はエンジニアです。
という、技術職を英語表記するときの翻訳が出てきました。
残り50%のうち、25%が技術力さえあれば英語は必要ないという結果。
残り25%のうち、20%がTOEICなどの英語の勉強方法について。
最後の5%のみが、後ほど説明する英語が必要な理由だったのですが、悲しくも説明しているサイトは技術系のサイトではなく、英会話のサイトでした。
次にエンジニアと英語で検索した結果です。
こちらはエンジニア自体が英語ですので、翻訳系のサイトは殆ど出てきませんでしたが、
プログラミングやWebデザインなどのITエンジニア向けのサイトが多くヒットしました。
こちらの結果は、ITエンジニア向けのサイトが多かったのですが。
プログラミングに役立つ。
海外との取引や海外出張する際に役立つ。
ITエンジニアの仕事で使える英語のフレーズ。
などなど。
実際の業務に関する情報が多い印象でしたね。
あと、どちらの検索結果にも言えるのですが、TOEICで900点以上取る為の「○○」
といった、勉強法やスクールの案内が多いのが印象的でした。
私は、コロナの影響で移動規制や移動自粛が発表される前まで、1カ月間のうち半月は海外出張という状況で活動していました。
そんな生活を10年以上も経験してきました。
ちなみに現在は、海外企業とはオンラインで業務をこなしています。
私の経験と、私のビジネス上の繋がりや、友人・知人の経験を含めた結論として。
冒頭にもお伝えしましたが、技術職に英語力は絶対に必要。
と、改めて断言させて頂きます。
●不思議なこと
しかし、なぜなのでしょう?
海外の会社で働けるとか、外国人と話せるといったサイトが多いのは。
言い方が悪いですが、こんなことは技術職やエンジニアでなくても同じことが言えますよね?
英語が喋れれば、もちろん英語圏の人と会話ができるでしょうし、
日本と貿易している企業であれば英語も日本語も話せるスタッフを募集するでしょうよ。
なにもエンジニアに限った話ではありませんよね?
確かにソフトウェア系のエンジニアには、英語ができる事のメリットが多いように感じます。
プログラミングで役に立つでしょうし、日本だけでなく世界中で使用されるソフトウェアユーザーに向けて、直接相手の言語で説明できた方が仕事はスムーズだろうと想像できます。
しかし私はハードウェア系のエンジニアですが、英語は必要だと思っています。
今から、なぜ英語が必要なのかについて説明していきます。
■TOEICに関係なく英語を学ぶべき
社内の昇進条件のひとつとして、TOEICを採用している企業も多いと思います。
会社の決まりなので、その会社で昇進したければ無理矢理にでも勉強する必要があると思いますが、私の意見は全くの逆です。
TOEICの勉強をする時間があるなら、別の事を勉強します。
なぜなら、技術職であるエンジニアは、技術力を武器にキャリアアップが簡単にできるからです。
高い技術力さえ持つことができれば、それを武器にジョブ型雇用に切り替えたり、副業で稼いだり、私のようにフリーランスとして独立したり会社を起業したりすることも可能です。
と、ここで皆さんは疑問に思ったはずです。
「じゃあ、技術力さえ磨けば英語なんて必要ないじゃないか!」
ここでも敢えて言いましょう。
それでも英語は必要です。
というよりは、技術力を高める為に英語が必要なのです。
だから先ほど、TOEICの勉強よりも。
という話をしました。
技術者が英語を学ぶことで得られるメリットは、数多く存在しますが、
その中でも最も高いメリットは・・・。
英語で検索できること。
これ以上のメリットはありません。
逆に、
話せるとか、
プログラミングに役立つとか、
海外出張で役立つといったメリットは、
ほんの些細なものです。
Googleなどの検索エンジンやYouTubeなどで、英語で検索して内容を理解できることは、
自分の持つ技術力を爆上げする事に繋がります。
その最大のメリットを、今から説明していきます。
■英語ができる技術者が得られるメリット
まず知っておいて欲しい事実があります。
日本語の情報というのは、世界的にみると豆粒のように小さなものです。
世界の情報の中で、最も多い言語が英語なのです。
つまり、世界中の標準書とか規格書というものは、英語で書かれている事が殆どなのです。
すぐに思いつく規格や基準で言えば、
ISO規格も英語ですし、IEC規格やIPC規格なども英語です。
ちなみにIEC(International Electrotechnical Commission:IEC)規格というのは、国際規格です。
IECは各国の代表的な標準化機関によって組織される非政府間国際機関で、電気通信分野をのぞく電気・電子分野について、国際的な標準化を行っています。
日本工業会の規格であるJIS規格の上位規格になります。
世界中の規格書の殆どが英語で書かれているという事は、それに関係する解説情報や説明などは、
英語圏の人が英語で説明している事が多いという事実と繋がります。
体感ですが、情報量の差で言うと、英語の方が少なくとも10倍以上は多いと思います。
英語が必要になる場面の多い、プログラミングやWebデザインに関しても同じです。
試しにYouTube検索で、プログラミングの始め方とか、プログラミング上達方法とか検索してみて下さい。
もちろん英語で検索してくださいね。
ものすごくたくさんの海外YouTuberの解説がヒットすることでしょう。
しかも、その情報量と情報の質は、日本のプログラミング解説しているYouTuberより高いのが現状です。
英語を学ぶ必要性が、理解できて来たでしょうか?
海外に行かなくても、日本でしか仕事をしなくても、英語は必要なのです。
ここまで読んで下さった方の中には。
「英語が必要なのは分かったけれども、どうやって勉強すればいいのか?どこまで勉強すればいいのか?」
こういった疑問があるかもしれません。
この疑問にお答えします。
リーディングとヒアリングだけできればOKです。
話せなくても構いません。
読むことと、聞くことができれば、先ほど説明した情報収集は可能ですから。
たぶん、一番苦手なのがスピーキングですよね?
英語を話せなくてもいいのです。
それが要らないだけでも、ずっと気が楽になると思います。
どうですか?
やる気が出てきましたか?
■まとめ
それでは今回のまとめです。
技術職エンジニアには、英語は必要。
理由は海外の方が情報の質も量も高いから。
多くの情報を得る事ができ、結果として自分の技術力が向上する。
特に海外の規格書が読める事、その説明を理解できることで、技術力は爆上がりする。
TOEICはついでに勉強しても良い。ただし社内で昇進したいなら。
以上のような内容でした。
ここで、最後まで読んで下さったあなたに、おまけです。
聞くだけで英語が学べるとか、これでTOEIC何百点!
という教材は効果がありません。
少なくとも私には意味がありませんでした。
私の自頭が悪いせいかもしれませんが、そんな私でも先ほど述べたような英語力を身に付けた方法を、
次回のブログ記事でまとめておこうと思います。
正直、駅前留学とかは必要ありません。
※一時期私は通ってましたが。
それよりも遥かにお金をかけずに、隙間時間で英語を学べる方法、
私自身が勉強した方法を、ブログ記事で紹介していきます。
想像してみて下さい。
先進企業の専門家や、有名なビジネスマンの講演動画を、字幕なしで鑑賞している姿を。
TEDなどは有益な情報が多くありますよね。
最新の情報を得るには英語が一番早いのも事実ですし。
実際にTEDを観ていると、字幕と実際の英語表現では、微妙なニュアンスの差があることも事実です。
これは会話の表現方法が日本と海外では違うので、仕方が無いことかもしれません。
他にも、海外のエンジニアと話していて思うのですが、お互いが英語で話せるとしても、
同じエンジニアであっても、国によって価値観が大きく異なる為、
英語力そのものよりも相手の国や文化も含めて理解しよう!
という気持ちの方が重要だと思います。
なんだか英語が勉強したくて、我慢できなくなった!
すぐにでも勉強しなくちゃ!!
って火が付いた方は、とりあえず記事UPまで何とかお待ちください。
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