集中力を持続させたい。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
実は私も、そのように思っていた時期がありました。
ですが、ある事を変えてから高い集中力を持続できるようになりました。
今回は、集中力を切らさない為の方法を説明します。
最初に、この記事の概要です。
・集中力が続かない原因
・集中を邪魔するもの
この順序で説明していきます。
この記事を読む事によって得られる効果は
これらが、分かるようになると思います。
それでは早速、やっていきましょう。
※動画でも解説しています。(ラジオ動画)
読むのが面倒くさい人は、こちらをどうぞ。
■集中力が続かない原因
いきなり残念なお知らせですが、もともと人間は集中するのが苦手です。
だから仮に集中するのが苦手でも、何も問題はないのです。
私も貴方も、自然に集中するようには出来ていないのです。
人類の祖先は、いつ外敵に襲われるか分からない状況で生活をしていました。
そのような過酷な生存競争の中、身の危険を避けるために周りに注意しながら暮らしていました。
このような状況下で注意深く生きるには、新しい刺激に対して敏感な方が有利です。
人間の脳は、何か別の事に集中していても、他のものが目に映ると、そちらに集中するように出来ているのです。
その方が、生存確率が高かったからです。
つまり人間は、本能的に新しい刺激に勝手に反応するように出来ているのです。
しかも、脳に伝わる刺激の90%以上が、視覚からの情報によるものになります。
でも、こう考える人もいるかもしれません。
集中力が続く人と、そうでない人の差は、どうして生まれるのか?
では、更に詳しく集中できない理由をみていきましょう。
■集中を邪魔するもの
ご自分のデスク周りは綺麗に片付いていますか?
視覚情報が多すぎるために、集中する事ができないといった事があります。
先ほどお伝えしたように、人間は視覚情報から受けている刺激が90%以上もあります。
書類などが散乱した状態では、集中力は落ちてしまいます。
片付けが出来ていないと、作業効率が落ちるのも理解できる事でしょう。
なるべく視覚情報を減らすために、不要なものは片づけましょう。
この時のコツは、見てるもの以外にも、見えてしまっているものも排除する事です。
パッと一瞬見ただけで、全体をある程度把握できる事は、人間の目の素晴らしい能力です。
しかし集中する事が目的の場合、この能力は邪魔になります。
不要な情報を取り込む事は、マイナスなのです。
余計なものが目に入る環境から変えていきましょう。
実は、視覚からの刺激は非常に繊細です。
例えばパソコン作業などで、Wordやエクセルを使用している時も同じです。
タブやリボンなどは便利な機能ですが、文章を書くときには不要なものです。
これらの機能を非表示にするだけでも、集中力が上がると言われています。
■五感が不快に感じるものの存在
集中力を低下させるものとして、五感が不快に感じるものがあります。
の5つが五感ですが、中でも視覚>聴覚>嗅覚>触覚、の順に気を付けましょう。
視覚は先ほど説明しましたので、聴覚について説明します。
嗅覚と触覚についても少しだけ解説します。
聴覚
まず聴覚ですが、うるさすぎる場所では集中できませんが、静かすぎても集中できません。
図書館を思い出して頂きたいのですが、静かな場所であるほど、小さな物音やひそひそとした話声などの、小さな音が気になってしまうのです。
この場合、完全に静かにせず、適度に音を耳に入れるのが効果的です。
それも特に意味の無い音の方が良いとされています。
お勧めの意味の無い音は、雨の音や波の音などの自然界にある音が効果的です。
YouTubeを含め、いろいろなメディアに無料の音源がたくさんあると思いますので、お気に入りの音を入れておくのも良いかもしれません。
嗅覚
次に嗅覚ですが、不快に感じる臭いは全てアウトです。
臭いの種類ではなく、不快さは主観で決めてOKです。
ですから、良い臭いであっても香水の匂いが嫌いなら、貴方にとっては不快なにおいという事です。
近くに香水のきつい人が居るのなら、そっと離れましょう。
触覚
次に触覚ですが、例えば。
・今座っている椅子
・今パソコンを置いている机
など。
貴方が使用していて、窮屈だったり、座り心地が悪かったり、姿勢が疲れるような状態なら、思い切って服や椅子や机を変えるか、場所を変えてしまいましょう。
意外と人間はデリケートですので、たったこれだけの事でも集中力は落ちてしまうのです。
■まとめ
如何でしたか?
ちょっとした事で、集中力は切れてしまうものです。
現代の生活は、集中力を切らす原因がたくさん存在します。
電話、Email、LINE、Twitterなど、多くの一方的な呼びかけが頻繁に訪れます。
ですので、以前の記事でも言いましたが、私はスマートフォンの通知をオフにしております。
自営業ですので、環境造りもサラリーマンよりは容易に整える事ができます。
実は、平均的なサラリーマン生活では、3分毎に気が散る出来事が訪れるそうです。
集中したくても、他の人の影響も多いため、より集中するのが難しい環境でしょう。
いったん集中力を切らしてしまうと、元の集中力に戻すには15分から25分かかると言われています。
これはカーネギーメロン大学、ヒューマンコンピューターインタラクション研究所の調査で実証された事実です。
今回紹介した内容をひと言で言えば、
集中できる環境に変える
という事になります。
もしくは「集中できる環境に自ら移動する」でも構いません。
何が言いたいのかというと、努力と根性ではどうにもならない、という事です。
ちなみにお勧めはできませんが、私がサラリーマンだった頃。
もっとも集中できる環境は、会議中でした。
多くの場合、内容としてはどうでもいい議題しか話し合っていませんので、私にとって、他の人の声は先ほど紹介した意味の無い音として、集中力を上げてくれる良いスパイスでした。
聞いていない事がバレると大変なので、ご利用は計画的にお願いします。
それでは最後までありがとうございました。
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