統計学は難しい。
統計学の入門書を読んだが理解できなかった
数字アレルギーがあります。
中の人
では統計学の基礎の基礎から説明します。
中学数学で理解できるよう噛み砕いて説明するので、一緒に頑張りましょう!

 

今回の記事は、このような人に向けた基礎の基礎として説明します。

 

「統計学ってこんなもんなんだな」

とざっくり理解できる事を最優先にしています。

 

※音声で学びたい人はこちら

 

こんなTweetをしました。今回は、このTweetの内容です。

 

 

 

 

 

■統計学の基礎の基礎【中学数学で理解する】

統計学を学ぶには、基礎とも呼べない初歩の初歩から学んでいく事をお勧めします。

 

統計学の本当にさわりの部分だけ。

もうこれ以上は、噛み砕けないというほど噛み砕いて解説していきます。

 

数学レベルで言えば、中学数学を理解していれば「かろうじて」分かるという範囲で、段階的に理解していきましょう。

段々難しくなるかもしれませんので、中学数学が怪しいという人は、再度勉強する良い機会にしてもらえると光栄です。

 

ですから、この記事をはじめとして段階的に学んだとしても、

「統計学を駆使できる!」

などとは口が裂けても言えません。

 

 

ですが、

「どうして全数調査をしなくても、全体像がある程度見えてくるのか?」

といった、統計学の存在価値を実感してもらう事は、できると思っています。

世の中で、統計学が重要だとされている理由についても、理解してもらえると思います。

 

そして何よりも、基礎の基礎レベルの統計学を知っているだけでも、世の中の見方は変わる、

という事を実感して頂きたいのです。

 

世の中は、どれほど非効率的な事をしているのか。

多くの人々が、どれほど無駄な事をしているのか。

こうした事が見抜けるようになるでしょう。

 

統計学の基礎の基礎を理解するだけで、あなたの知識レベルが上がる事は確実です。

 

できれば紙とペンを持って、実際に手を動かして簡単な計算はして頂きたいです。

知識レベルの上がり方が、読んだだけとは大きく異なるからです。

 

数学や統計は、本の文字や数字を眺めていても理解できません。

実際にやってみるのが、一番の近道です。

 

統計学の入門書を読んだけど理解できなかった人、数字アレルギーの人は、

今回の初歩の初歩から学んでいきましょう。

 

 

noteの方ではシリーズ化しますので、興味のある人はチェックしてみてください。

note(ノート)

「統計学の基礎の基礎」を読んで、こちらの記事に辿り着いた人が大半かと思います。 このシリーズは、統計学とはいったい何な…

 

 

最終的に何シリーズになるか分かりませんが、このシリーズを理解できた人なら。

他の統計学の入門書を理解できるようになります。

 

あと、初めにお伝えしておきますが、シリーズ化した内容は、noteで有料記事とします。

というのも、一部例題なども出していますので、無料記事と差別化したいのです。

 

 

話を戻します。

 

確実に言える事は。

身に付いた統計学は、必ずあなたの武器になる!

という事です。

 

それを信じて、続きを読んでみて下さい。

 

 

 

 

 

 

■統計学は難しい

インターネットが当たり前になった現在。

膨大なデータを集める事は、以前に比べて簡単になりました。

 

逆に、今現在難しいのは、その情報を整理して、理解する事です。

情報を整理して理解するために必要なのが、統計学です。

 

ですから、どんな仕事をしていても、統計学は必要になってきます。

どの仕事にも、多くのデータが存在するからです。

 

 

そこで統計学の入門書を手に取る機会が増えてきました。

実際に書店に行っても、多くの統計学入門という本が出回っています。

 

読んだ事がある人は分かると思いますが、それらの本の多くは。

初心者向けとしては情報が複雑すぎたり、専門的だったりします。

 

こうした現実を見て、統計学は難しい、との結論に至るのも分からなくもありません。

 

 

その誤解を解くために、私はこの基礎の基礎を伝える事を決めました。

しかし、残念ながら現実として統計学は難しいのです。

 

 

 

 

統計学は数学の一部

もう1度言いますが、統計学は難しいです。

統計学のどこか一部分だけを切り取って、だいたい理解できる様な、都合の良い話はありません。

 

統計学を難しいと感じるなら、あなたの頭が悪いわけではなく、むしろ頭が良い証拠です。

まったくもって統計学が難しいのは、その通りだからです。

 

そもそも統計学という学問は、数学の一部なのです。

ですから、数式を使って理解する事が大前提になります。

 

 

統計学において、数式は「言語」です。

言語が理解できなければ、統計学は理解できないのも当然です。

 

だから、統計学の入門書などを読んでも、その言語で書かれた内容を理解できないのです。

だって言語をマスターしていないのですから。

 

数字アレルギーの人にとって、統計学を勉強するという事は、アレルゲン物質を大量に摂取する事と同じです。

当然アレルギー反応が出ます。

 

 

 

 

統計学はビジネスの武器になる

では、なぜ多くの統計学の入門書が売れているのか?

それは、統計学が難しいからです。

 

難しいから理解できない。

そして次の本を手に取る、という悪循環です。

 

確かに入門書のなかには、あまり数式を使わずに書かれている本もあります。

なんとなく統計学について分かったような気にさせてくれます。

でもそれは、意味がありません。

 

私が伝えたいのは、武器としての統計学です。

ビジネスで活用できなければ意味がないのです。

 

でもビジネスの武器として本気で統計学について伝えようとしたら、多くの人に理解できないような内容になってしまいます。

ジレンマです。

 

 

そこで考えてみました。

統計学は難しいが、私たちの身近なところにも統計学は存在する。

 

統計学の理解しにくい部分に踏み込まなくても、身近な事例で活用されている統計学から学べば、理解しやすいのではないかと。

 

 

note(ノート)

「統計学の基礎の基礎」を読んで、こちらの記事に辿り着いた人が大半かと思います。 このシリーズは、統計学とはいったい何な…

 

 

 

■身近な統計学

ちょうど、総理大臣の辞任を受けて、選挙関連の分野が慌ただしくなってきました。

ロビー活動などは既に始まっている事でしょう。

 

この選挙関連に、統計学は使われています。

選挙速報がそうです。

 

選挙が行われた日の夜、多くのテレビ番組で開票速報を放送しています。

もはや定番化していますね。

 

次々と当選確実、と発表されます。

本命の番組を見ている人にとっては、鬱陶しい事この上ない状況です。

 

 

さて、いったいどうして開票作業を始めたばかりの時間帯から、当選確実な人物を見つけ出せるのでしょうか?

答えは、報道各社が出口調査を行っているからです。

 

出口調査とは、投票所から出てくる人たちに、

・だれに投票したのか?
・どの党に投票したのか?

等を聞いてデータ収集しているものです。

 

でも、よく考えてみて下さい。

投票所から出てくる全ての人にインタビューする事は不可能ですよね。

 

声をかけた人全員が、アンケートに答えてくれるとも限りません。

 

それでも、ある程度のデータ数が集まれば、開票する前から当選者を割り出す事ができるのです。

これこそが、統計学なのです。

 

 

そう、統計学とは。

全数を調査しなくても、全体像がある程度わかる。

これを可能にするのが統計学です。

 

 

 

 

 

テレビの視聴率調査

他にもテレビの視聴率調査も、統計学が使われています。

視聴率調査を行っているビデオリサーチ社によると、約1800万世帯が暮らしている関東地区で、調査を行っている世帯数は900世帯だそうです。

 

900世帯と聞いて、どう思いますか?

多いですか?それとも少ないですか?

数値としては2万分の1です。

 

このサンプル数は、統計学を学んでいれば不思議に思わない数です。

これで正しい視聴率が割り出せます。

 

全数を調査しなくても、全体像がある程度わかるのが統計学だからです。

 

 

 

 

 

 

■まとめ

統計学は学べば学ぶほど難しくなっていきます。

そして私たちの多くは数学者ではありません。

 

統計学が難しいのは当然なのです。

ですが、せっかくこの記事に辿り着いた人に、統計学を理解したつもりで終わってほしくないのが、私の本音です。

 

繰返しになりますが、この記事をはじめとして段階的に学んだとしても

「統計学を駆使できる!」

とはなりません。

 

 

でも「どうして全数調査をしなくても、全体像がある程度見えてくるのか?」

という、統計学の存在価値を実感してもらう事は可能です。

 

そして統計学に対して正しいイメージを持ってもらいたいのです。

 

統計学について知らない人が持つ誤解として、インターネットの普及に合わせて得られるようになった膨大なデータを、うまく整理して処理する為に統計学が使われる、というものがあります。

確かにその一面も、統計学にはあります。

 

しかしそれは技術革新によって、ごく最近になって使用されだした活用法です。

 

もともと統計学は、先の選挙速報や視聴率調査のように、日常的に触れる事ができる存在です。

これを機に統計学とはどういうものか、興味を持ってもらえれば幸いです。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

更に統計学について学びたい人はコチラからお願いします。

note(ノート)

「統計学の基礎の基礎」を読んで、こちらの記事に辿り着いた人が大半かと思います。 このシリーズは、統計学とはいったい何な…

 

 

 

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