突然ですが皆さんは、詐欺師に騙されたことがあるでしょうか?

 

どうもこんにちは。

Professional養成講座です。

 

多くの人が毎日騙されているとしたら、とても恐ろしいことですね。

もちろん、詐欺被害にあってからでは遅いので、騙されないように注意しましょう。

 

 

今の時代は、投資系の詐欺や怪しい情報商材が非常に多く、特にお金に困っている人はターゲットにされやすい状況です。

 

そしてお金だけでなく、コロナウィルスをはじめとした健康被害に対する社会的な不安が大きい現在では、情報操作による詐欺まがいの手口が横行しているのも事実です。

 

 

今回は、日本中が騙されたコロナウィルスによる死亡率予想についてお話します。

ちなみに次回は、以前話題になったアビガン詐欺について解説する予定です。

 

この記事を読むメリットは以下の通りです。

1.ニュースやメディアによる情報操作に騙されにくくなる

2.情報のエビデンスを確認するようになる

 

 

 

 

 

 

 

 

■みんなが騙されたグルタミン酸ナトリウム

 

一昔前、グルタミン酸ナトリウムは、脳が破壊されるなどの噂が出て目の敵にされた時期がありました。

(味の素に入っている旨味成分のことです)

 

 

興味がある人は調べてもらいたいのですが、この実験内容は無茶苦茶でした。

今では、このような実験は考えられません。

 

少し残酷な表現になりますが、お付き合いください。

 

 

以前、グルタミン酸ナトリウムが、どれほど身体に悪いかを調べるために実験が行われました。

非検体の口にチューブを差し込んで、24時間体制でグルタミン酸ナトリウムの濃厚水溶液を胃の中に流し込むという実験内容でした。

 

もちろん人間ではなく、実験用のモルモットの話ですが、残酷ですよね。

 

 

モルモットは台に張り付けの状態にされ、1週間ほどこの状態で放置されます。

 

その後、モルモットの脳細胞を顕微鏡などで観察します。

 

脳細胞に変化があるかどうかを確認するためです。

 

 

すると、モルモットの脳細胞が破壊されていました。

簡略化して説明しましたが、これが実験内容の全てです。

 

 

 

この実験結果が、グルタミン酸ナトリウムを毎日摂取していると、脳細胞が破壊されるという根拠とされていたのです。

 

 

しかし、どのような生物であれ……。

1種類の成分のみを24時間体制で1週間も供給され続けたら

そりゃあ、何かしらの変化が起きるのは当然です。

 

それも悪い方向に変化するのは当たり前です。

 

 

このような実験は、結論ありきで行った実験と言えます。

その結論に辿り着くことができる実験手法を逆算して行った実験とも言えます。

 

ですので、結果に対する根拠にはなりえないと私は思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■権威性と影響力

2020年7月22日から「Go To トラベル」が始まりました。

 

この頃、有名な疫学者の北海道大学教授とノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学教授がYouTubeで対談し……。

コロナウィルスの第2波で、

「対策をしなければ今からでも10万人以上の死者が出る可能性がある」

と指摘されました。

 

ちなみに、このYouTube動画の公開期間はすでに終了しており、今では動画を観ることはできません。

 ※↓当時の動画画像

 

 

 

北海道大学教授は2020年4月15日に、次のようにお話されています。

「まったく対策をとらない場合、コロナによる国内の重篤患者が約85万人に達し……

その49%(単純計算で41万人超)が死亡する」

このような試算を発表していました。

 

この試算の根拠はいまだに示されていません。

京都大学教授の「10万人以上の死者」の指摘も、根拠は何も提示されていません。

 

 

「41万人」でも「10万人」でも、それが科学的根拠を持つのなら、私たちは真剣に対策を考えなくてはなりません。

まさに生死が掛かっているのですから。

 

しかし、科学者と称する人物の発言に根拠がないというのでは、私たちはいったい何を信じればよいのでしょうか?

 

 


 

 

 

 

 

 

 

■有識者会議

 

この有名なノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学教授は、政府のコロナ対策の効果を検証する有識者会議の委員を務めています

 

これまでの功績もあり、圧倒的な「権威」があると思います。

メディアにも多く登場したことから、社会的な影響力も絶大でしょう。

 

 

だとするならば、少なからず政府の意思決定にも直接かかわっている?と思います。

 

 

しかしですよ!?

この京都大学教授は「感染症」の専門家ではありません。

 

自分で、新型コロナウィルスの研究でもしているのでしょうか?

 

 

 

専門分野は、そんな一朝一夕で身につくものではありません。

だとすると、他の専門家の意見を取り入れて発言していることと思います。

 

YouTubeでの対談ということで、公の発言とは言い切れないかもしれません。

ですが、権威があり影響力もある人たちが、エビデンスのはっきりしない無責任な発言をするべきではないと思います。

 


 

 

 

 

 

 

 

■コロナ関係の情報の真偽

 

コロナ関係の情報は、聞く側である私たちも十分に注意して扱わないとダメだと思います。

今でも、首相官邸・内閣府内部において、コロナ対策を巡っては「防疫」「経済」かの綱引きがあるのは確かでしょう。

 

・世論を敏感に察知し

・地域の現場のニーズに応え

・経済を動かして

・雇用を守る

 

という政府の方針は、言葉としては正しいと思います。

 

 

しかし今回のウィルスのように、未知なものの専門家会議については個人的に不安があります。

専門家会議の本質的な問題が、何も解決していないからです。

 

 

本質的な問題とはなにか?

専門家会議のメンバーに、理論疫学の専門家が少ないことです。

 

 

この記事を作成した現在までの分科会メンバーでは、押谷仁・東北大学大学院医学系研究科微生物学分野教授おひとりです。

近い将来、専門家がメンバーに加わることを願います。

 

 

ちなみに理論疫学とは、

集団を対象として病気の発生原因や流行状態、予防などを理論的に研究する分野

の学問です。

 

 

 

話を戻します。

 

確かに経済対策は重要です。

しかし、国民の命があってこその経済活動です。

結局、人が動かなければ経済は止まるわけですから。

 

 

私たち情報を受ける側も、常に自分の頭で考える癖を付けましょう。

権威性や影響力によって信じるのではなく、その情報の裏付けを確認したうえで行動するようにしましょう。

 

そうすれば、情報操作による詐欺にも騙されにくくなると思います。

 

 

 

話が長くなったので続きは次回にします。

次回は、一時話題になったアビガンについてお話します。

 

 

↓専門家によるワクチンの安全性が認められるまでは、コレでいいのでは!?(笑)


 

 

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