品質解析の現場では、オシロスコープであの波形も見たい、
この波形も見たいとついつい何本もプローブを接続してしまいます。
ある日、基板調査中、アクチュエーターを動作させながら、ある波形を観察しようと
プローブを追加したところ、「ぱちん!」と基板から火花が出ました。
見ると基板の一部は少し焦げていて、いやーなにおいが・・・
もうその基板は廃却するしかありません。
そうです。熟練の技術者の方はご存知かと思いますが、オシロスコープは
「共通グランド」なのです。
つまり、最初に波形観察していたプローブと、追加したプローブとで回り込み回路
を形成しショートが起きたのです!
アクチュエータを動作させるような基板やパワエレ基板ではワンプローブで波形を観察することが基本です。
2波形以上波形を観察したい場合は安易にプローブを追加してはいけません。
大げさかもしれませんが、作業手順書を作成し、慎重に作業を進めることが
安全のために必須です。
その場で思いついた作業を安易に追加してはいけないのです。
もしくは、メモリハイコーダのような、各CHが絶縁させているような
計測器で波形を観察することが多数の波形観察では必須です。
各CHが絶縁されていて、回り込み回路が発生しないから火花を拭く事もないわけです。
ではまた次回

