若手品質解析担当者の中嶌です。
今回は解析によく使用する機器としてかってに、3種の神器(テスター、オシロ、スペアナ)ではないかなと思っている、スペアナについてちょっと面白いことを聞いたのでお話しします。
スペアナとは、スペクトラム・アナライザーのことです。(下の図みたいなもの)
【どんなことができる機械か?】
スペアナを使うと、いろいろな成分が混じった信号から、周波数の成分に分解できる装置です。
信号成分の解析にはもってこいのツールだと思います。
【スペアナの問題】
このスペアナなのですが・・・むっちゃ高いです。20万以上とか、100万以上するものがざら
です。そこからケーブルだの何だのそろえてると予算が・・・(><)予算が・・・(><)
というわけで,
最近では価格を抑えた、モニター一体型のスペアナではなく、
USBタイプのスペアナがあります。
表示部分がPCになるので、軽い・安いといいことづくめな気がしました。
ですが、USBタイプのスペアナは一つ弱点があります。
使用するPCやUSBケーブルから伝わるノイズが影響して、EMCなどノイズを測定すると
精度がよくないそうです。
「はかりたいのはノイズだよ!」と心の中でつっこみつつ、ふと思いました。
私は、なんでもできる計測器を選びがちなのですが、その場合大概高くて予算が足りません。
でも、中途半端なスペック(かつまあまあ高い)のものを買うくらいなら
「うちの計測器は××しかできないです!!でも他社より圧倒的に○○ができます!!」
とかいう計測器が複数あった方が実際便利な気がします。
自分が計測器の営業マンになった時には、そういう商品を売りたいなあ・・・
ではまた!