数学が難しい理由【統計学の基礎の基礎】数学はカードゲームと同じだ!

どうして統計は難しいのでしょうか?

それは以前にもお話しましたが、統計学の言語が数学であるからです。

 

統計学を学ぶには、基礎とも呼べない初歩の初歩から学んでいく事をお勧めします。

統計学の本当にさわりの部分だけ。

 

このシリーズでは、もうこれ以上は噛み砕けないというほど噛み砕いて解説していきます。

※動画で観たい方、聞き流したい方はコチラ。

 

今は未だ理解できなくても問題ありません。

 

 

ただ、確実に言える事は。

身に付いた統計学は、必ずあなたの武器になる!

という事です。

 

それを信じて、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

第1章:数学が難しい理由について

第2章:数学はカードゲームと同じだという話について

 

 

 

 

 

 

 

■数学が難しい理由

統計を学ぶには数学的知識が必要である。

数学は統計学における言語に相当するからです。

 

では、その数学が難しいと感じるのは何故なのでしょうか?

 

 

それには色々な理由がありますが、その理由のひとつとして。

 

数学は常識で理解できる部分が少ない。

ということが理由に挙げられます。

 

 

 

他の学問は、例えば物理学や生物学のように、自然に存在するものの仕組みを調べたりします。

他にも文学や社会学のように、人が現実に行っていることを対象にして理解する学問になっています。

 

学問的にどうこう言う前に、現実を頼りにして理解する事ができる、自然現象や目に見える現実を理解するものですから、常識で理解できる部分が多いのも頷けます。

 

 

数学の始まりは、自然に存在するものを定義付けた共通言語として起きました。

どの国でも1は1ですし、100は100です。

 

この意味では数字こそが、世界共通言語とも言えます。

 

 

私たちの学んでいる数学の殆どは、幾何学という分類になります。

この幾何学ですが、これはエジプトで土地の分配を決める為に生まれました。

 

元々は現実的な問題である、土地の分配を解決するために考えられたものなのです。

 

ですが、幾何学という形になってしまってからは、もうエジプトの土地は関係ありません。

幾何学で決められたルールと、その中で決められた約束事の中で考えを進めていきます。

簡単に言えば、現実と大きな相違が存在するのです。

 

 

 

例えば、幾何学では点や直線を図にする事がありますが、数学としては……

点の大きさは意味を持たず、線の幅も意味を持ちません。

 

しかし現実では、点の大きさや線の幅には大きな意味を持つ場合が多いと思います。

数学では現実とは関係なく、「そのように決められている」というルールと約束事があるのみです。

 

 

 

こうしたルールの中で、幾何学で様々な図形の性質を研究していった結果、明らかになった事を「定理」と言います。

「ピタゴラスの定理」が有名ですよね。

 

ピタゴラスの定理は、直角三角形の斜辺の長さと、他の辺の長さとの関係を明らかにしたものです。

ピタゴラスの定理を使えば、長方形の土地の対角線の長さがすぐに分かります。

 

ここでやっと、先ほどのエジプトの土地の分配に話が戻ってきました。

つまり、数学の世界の定理が、再び現実の問題に適用されたのです。

 

 

このように、数学が難しい理由は。

1.もともと現実的な問題を解決するために研究された。

2.にも拘らず、一度数学的なルールや約束事の中で話を進めていき。

3.そこで得られた定理を基に、現実的な問題への解決を導く。

 

といったように、一度現実的な解釈から離れて物事を進める点に、数学が難しい理由があるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

■数学はカードゲームと同じだ

このように難しい数学ですが、実はカードゲームと似たようなところがあります。

皆さんは「UNO」というカードゲームはご存知ですよね。

 

UNOを知らなければ、ページワンというUNOの簡易版のゲームでもOKです。

 

どちらも知らない人は……。

ググってください。すみません。

 

 

このゲームのプレイヤーは、手札から場のカードと同じ色か同じ数字のカードを出してゲームを進めます。

出せない場合は、山札から1枚カードを取ります。

 

これを順番に行って、手札が速くなくなった人が勝ち、というゲームです。

 

 

カードの中には、

・出せるカードの色を指定する

・次の人にカードを2枚とらせる

・順番を逆にする

 

という指示の書かれたカードがあります。

 

 

なぜそのカードの指示に従う必要があるのか?

そう決めたルールなので仕方がありません。

 

数学もこれと同じです。

数式の中にxとかΣとかが意味しているのは、カードゲームで言うところのルールと同じなのです。

 

 

 

このように数学には、数学の約束事だけで書かれているルールが存在するために、理解が難しいという点があります。

 

その他にも数学には、日本語の文法で書かれていないとか、前から読むとは限らないといったようなルールがありますが、基本的には数学のルールさえ覚えてしまえば、誰でも読み解けるものになっています。

 

ちなみに、プログラミングも要領は同じです。

 

素人にプログラミングが難しい理由は……。

その世界のルールと言語を知らないから

だけです。

 

これらを覚えてしまいさえすれば、誰にでもプログラムは出来るようになります。

 

そこからスキルを積み上げて、

・より多くの収入を得るとか

・独立起業するとか

・フリーランスとして働くとか

・副業として収入を得るとか……etc

 

それには個人の努力と資質、そして運が必要なのかもしれません。

まずは無料で、その入口に立ってみるのも良いかと思います。


CODEGYM ISAは日本で初めて「出世払い」の仕組みを取り入れたエンジニア養成校です。

ISA (Income Share Agreement) は、転職に成功した場合に限ってのみ、年収の一定割合を後払いで払う契約(所得分配契約)です。

 

プレエントリー選考に参加してみて、合格したら本格的にプログラマーを目指してみる!というのもアリかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■まとめ

 

如何でしたか?

統計が難しい理由は、統計の言語である数学のルールをよく知らないから、という事なのです。

 

ルールを知らなければゲームで勝てないのと同じです。

 

 

しかしルールを覚えて統計学を身に付ければ、これほど人生で武器になる学問もありません。

最初は難しいと感じたり、アレルギー反応が出たりすると思いますが、簡単なところから解説していきますので、是非覚えて実生活に役立てましょう。

 

 

 

 

 

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